ぼっちでもリア充でもない大学生「マージナルマン」の生き方講座

ぼっちでもリア充でもない大学生 「マージナルマン」 の生き方講座 (ナルヒラ企画) 

大学生の中でも、実は最も愚かな存在である「マージナルマン」が大学生活を楽しむ術はあるのか?

「マージナルマン」のあなた必見!

登場人物紹介

サトルくん

 

高校ではクラスの中心人物的存在だったけど、大学ではクラスに溶け込めていない大学1年生だよ。

「俺はもっと面白いキャラなのに~」といつも心の中で叫んでいるよ。マージナルマンだよ。

ケンタ先輩

 

サトルくんを高校時代から知る優しい先輩だよ。

サトルくんと同じ大学に通う3年生でいろんなアドバイスをくれるよ。マージナルマンに詳しいよ。

 

 

 

ケンタ先輩、相談に乗ってください!

 

 

ムシャムシャ…ゴクン!

 

わっ!びっくりしたなぁ!

そんなに大きな声を出して、一体どうしたんだい?サトル。

 

 

ひじきを食べてる場合じゃないよ!ケンタ先輩!

大学に入って数か月が経つけど、いまだにクラスになじめていないんだ。

高校ではクラスの中心的存在だったのに…おかしいなあ。

 

 

…サトル。それは非常にまずい状況だね。

君は大学生の中でも最もつらい大学生活を送ることになる「マージナルマン」にカテゴライズされている可能性が非常に高い。

 

 

 

マ、マージナルマン~!?

高校ではクラスの中心的存在だった俺が!?

 

 

そうだよ。サトルには「マージナルマン」が一体何者なのかをちゃんと教えてあげないといけないみたいだな。

(ムシャムシャ…)

 

 

 

是非ともお願いします!(ひじきを食べながら話すのやめてほしいなあ)

 

 

 

 

 

「マージナルマン」とは?

まずは「マージナルマン」とは一体どんな存在なのかをざっくりと説明しようか。

いいかい、大学生は大きく分けて4パターンに大別されるんだ。

 

 

一つ目は「リア充」

 

 語源はリアル(現実)での生活が充実していることからこう呼ばれるようになったよ。

 

大学生活を大いに満喫していて、たくさんの友達に囲まれながらアルバイトやサークル活動にいそしんでいるカラっぽ人間だよ。

 

一般的な定義としては異性の友人や恋人がいて、青春を謳歌しているならこのリア充に分類されるかな。やたらと多人数で席を占有したり、道に広がって行動することによって友達の多さを見せびらかすエリマキトカゲに似た生態を持つことが特徴だよ。

 

ダンスサークルサッカーサークルに所属している確率が高いよ。

 

 

 

二つ目は「一般大学生」

 

 リア充ほどではなくても、仲のいい数人の友人と共に楽しく、平凡な大学生活を送る日本人の象徴ともいえる無個性人間だよ。

 

何も考えずにのうのうと日々を生きる性格のいいモヴキャラととることもできるね。

 

テニスサークルボランティアサークルに所属している確率が高いよ。

 

 

 

三つ目は「ぼっち」

 

 語源はひとりぼっちの略語である「ぼっち」。

 

幼少期時代からいじめられていたり、単純に顔が整っていないなどの理由で人と話すことが苦手、ましてや異性と会話をするなんて絶対に不可能でいつも一人で行動するダサい方の一匹狼だよ。

 

鉄道研究会考古学研究会に所属している可能性が高いよ。

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

ゴクリ…

上記の三つのどこにも属さないのが「マージナルマン」だ。

 「マージナルマン」には様々なタイプがいるけど、全てのタイプに共通しているのは「存在が痛くて、魅力がない」ということだよ。

 

 

 〇入学後に入ったクラスで初めの頃はクラスの中心人物っぽい存在だったけど、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから「あれ?何かこいつ面白くないな…」と他人に気づかれて、徐々に孤立する奴。

 

 

 〇しゃべりかけた時ににこやかに対応したり、用事を頼むと嫌がらずに引き受けてくれるなど決して悪い人ではないんだけど、一歩踏み込んだ会話ができずに表面的な会話しかできないため「何かしゃべりにくい」と思われてしまっている奴。

 

 

 〇我の強い性格なんだけど自慢が多かったり、他人をイラッとさせる発言を無意識のうちに発してしまったりすることによって徐々に嫌われていく奴。

 

 

 〇誰とでも積極的にコミュニケーションを取る性格のいいリア充に話しかけられたことに気をよくして、リア充側からすれば「one of them」の存在でしかないのに、そのリア充に対して必要以上に仲良くしようとする余り、煙たがられてしまう奴。

 

 

 〇リア充集団がワイワイ盛り上がっている時に集団から1m20cm離れた場所で一緒に笑い、さもリア充の一員であるかのように振る舞い、リア充達に「えっ、こいつもこのグループだったっけ…」と感じさせ、困惑させる奴。

 

 

 〇大学デビューに失敗した奴。

 

 

 〇他人と仲良くしたいけどリア充には煙たがられ、一般大学生とも一クラスメイト以上の関係になることができないくせに、ぼっちと仲良くすることはプライドが許さない奴。

 

 

 〇「高校の時はクラスの中心的存在だった」という過去の栄光に執着し、大学でもその高校時代のノリを他人に押し付けようとする奴。

 

などが「マージナルマン」に当てはまるんだ、サトル…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴパアァッ!!

 

そ、そんなばかな…

 

高校時代だけでなく、中学校や小学校の時だってクラスの中心的存在だったのに!

何で…何でなの?ケンタ先輩…

落ち着け、サトル。

まずはこのハンカチでその吐血で汚れた服を拭くんだ。

血だらけの奴に好意的な印象を抱く人はいないだろうからね。

 

とりあえず大学生になると、それだけスマートな人間関係が求められるということなんだよ。

 

現実は認めたくないだろうが、サトルは「マージナルマン」を地で行く存在だ。

「マージナルマン」についてしっかりと教えてあげるからよく聞くんだ、いいね?

 

 

 

分かったよ、ケンタ先輩。

 

 

 

 

 

ファッションで見る大学生分類

 

「マージナルマン」を含めて、ファッションを見ればその大学生が前述した4パターンのどれに分類されるかがよく分かるんだ。

 

例えば、これはリア充のファッション。

金髪、キャップ、プリントTシャツ、スキニ―デニム、モノトーンなどがリア充ファッションを語る上でのキーワードになってくるね。

 

リア充全てがこのファッションを実践するわけではないけど、とりあえず「この格好などを中心としたちょっと奇抜なファッションを実践する」=「それだけ自分に自信がある」ということだから、こういった格好をする大学生にはリア充が多いよ。

 

「ストリート」「モード」などのファッションを好み、冬はマウンテンパーカーを着る傾向が強いんだ。

 

手に持っているのはタバコで、童貞率は0%

 

0%!?

 

く、くはー…これは完敗だ。

確かに俺はこんなファッションはできないや。

 

 

 

そして、これが一般大学生のファッションだ。

デニムシャツ、チノパン、、ブーツなどが一般大学生が着用しがちな洋服かな。

 

雑誌に載っているような無難な格好をよくする印象があるよ。

 

「アメカジ」「マリン」「キレイめ」などのファッションを好み、冬はPコートダッフルコートを着る傾向が強いんだ。

 

手に持っているのはいろはすで、童貞率は25%

 

 

 

…25%か。

 

 

サトル、童貞率以外にも目を向けるんだ。

 

そして、これがぼっちのファッション。

灰色が含まれるワンサイズ大きめのチェックシャツ、謎のプリントTシャツ、灰色のデニム、運動靴、肩掛け鞄、白靴下、天然パーマなどがぼっちファッションを語る上で押さえておくべきポイントだよ。

 

「無難で目立たないファッション」をしようとして、自己流で衣服の着こなしを編み出したのはいいけど、他人から見るとダサすぎて、一周回って「奇抜で人目に付くファッション」になっている滑稽な格好をよくしているよ。

無難≠地味ということに気付いていない好例だね。

 

「ワンサイズ大きめの服」、「灰色の服」、「母親が買ってきた服」などのファッションを好み、冬はダウンジャケットを着る傾向があるよ。

 

手に持っているのはi-podで、童貞率は90%

 

 

90%か…フッ

 

確かにこの格好はダサいなぁ~。

 

 

サトル、そういったぼっちを見下す器の小さい人間が「マージナルマン」なんだよ。

 

そして、これが「マージナルマン」のファッションだ。

 

裏地にチェックの切り替えしが施されているパーカー、裏地にチェックの切り替えしが施されているチノパン、悪い意味で奇抜なスニーカーなどを嬉々として身に着けがちだよ。

 

ファッションに興味を持ち始めて日の浅い「マージナルマン」はなぜだか知らないけど、ちょっぴり奇抜なアイテムを選びがちなんだよ。しかもその奇抜さはファッション上級者のそれとはちょっと違うダサい方の奇抜さなんだ。ぼっちを見下しているため、ぼっちをダサいとしながらもその実、ダサさに大した差はない状況になっているのが哀れだよね。

 

「切り替えしが施された衣服」「ちょうどダサいアイテム」を好み、冬は名前のよく分からないコートを着る傾向があるよ。

 

手には何も持っていないうえに、童貞率は100%

 

 

 

(絶句)

 

 

 

サトル、今の自分のファッションを見てみるんだ…

 

 

 

ド、ドンピシャリだよ…

 

 

 

 

 

大学生における「マージナルマン」のポジション

 

説明が長すぎて日が傾いてきたね。

 

そもそも、サトルは前述した4パターンの大学生の中において、「マージナルマン」はどのへんに位置しているんだと思う?

 

 

 

そりゃあ…ここでしょう!  

 

 

 

 

 

はずれだよ。

 

 

 

な、なんだってー!?

 

 

 

実際はここなんだよ…

 

 

嘘だ!

何で「マージナルマン」はぼっちよりも下なの?そんなのありえないよ!

ぼっちという存在は大学生活においてはほとんど存在しないものとしてカウントされる。

そのため、次第にぼっち側には仲良くできるなら誰でもいいというような考えが生まれるため、ぼっち同士でコミュニティを形成し始めるんだ

 

それに比べて自分よりも格上の相手には嫌われたくないから一歩踏み込んだ表面上の付き合いしかできず、自分より格下の相手に対しては見下してかかる…

そういう利己的な考えをしている「マージナルマン」は「他人には認知されているけどぼっちよりも一人ぼっち」になってしまう状況が発生するするんだ。

よって「ぼっち」>「マージナルマン」という構図が成り立つんだよ。分かるかい?

 

 

 

ううう…

 

 

 

 

 

「マージナルマン」の行動パターン

 

「マージナルマン」は常に他人にどう思われているかを気にする生き物なんだ。

 

だから、嫌われたくない「リア充」や「一般的大学生」達には嫌われることを恐れて、「オ、オウ…オツカレー」みたいなよく分からない返ししかできないんだ。

 

 

 

 

 

フムフム…

彼らは常に他人にどう思われているかを気にしているからこそ、仲良くしていると自分も「ぼっち」だと思われる可能性があるため絶対にぼっち側には歩み寄らない。

 

リア充や一般大学生には嬉々として喋るくせに、ぼっちに話しかけられた時には「おう…」と力無く答えて、最低限の距離を取っている奴がいれば、そいつは「マージナルマン」確定といっても差し支えないだろうね。

 

 

僕もそうならないように気を付けなくちゃなあ。

 

その調子だ。

 

もう、すっかり日も暮れてしまったね…

 

 

 

 

 

 

 

もういいよ…

「マージナルマン」の生態についてはよく分かったし、僕は「マージナルマン」なんだね…

 

じゃあケンタ先輩、どうやったら「マージナルマン」でも楽しい大学生活を送ることができるの?

 

 

…そ、そんなことは自分で考えなよ!

 

1から100まで他人に聞くなんてよくないぞ!

 

 

 

 

(怪しい)

 

まさか、ケンタ先輩って本当は…

 

!?誰か来たよ!

 

 

 

 

 

あっ…

 

 

 

あー、まじで今週の飲みつらいわー

 

 

 

 

いやー、でもワンチャンあるでー

 

 

言うて俺、昨日2時間しか寝てないからつらいわー…ん?

 

あれ、あいつって同じクラスのケンタって奴じゃね?

 

 

 

ほんとだ…

 

 

 

ハハッ、後輩いじめてやんなよ(笑)

 

 

 

オ、オウ…オツカレ―。

 

 

 

 

 

 

…ヒソヒソ(なあ、あいつってあれしか言わねーよな。)

 

 

 

…ヒソヒソ(確かにな。)

スタスタスタ…

 

 

 

 

 

ねえ、やっぱりケンタ先輩って本当は…

 

!?また誰か来たよ!

 

 

あっ、ケンタ君…

 

あのさ、今度の試験の範囲を教えてくれないかな。

 

 

おう…

 

(パラパラ)ここからここまで。

 

 

あ、ありがとう…

 

それじゃあ。

 

 

 

おう…

 

 

 

 

 

…やっぱりケンタ先輩って…

 

 

 

 

 

 

…そうだよ!俺も「マージナルマン」だよ!

 

悪いか!!

畜生…分かってたってどうにもならないことだってあるんだ、クソッ!!

 

 

タッ、タッ、タッ…

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりマージナルマンというのは愚かな生き物なんだな。

僕もあんなひじきを食べる乞食みたいな人間にはならないようにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マージナルマン」の生き方講座・終

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文・絵 ナルヒラ

 

 

ナルヒラ

 

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